2019.01.07 Monday
空羽(くう)ファティマ2018最後の はしもとランド のコラム(毎月発行)
空羽(くう)ファティマ 橋本ランドの2018最後のコラム、、、コラムはこの橋本新聞店のコラムを毎月一回、毎日新聞を毎月2回の計3回書いてます。
このコラム書くときに、本人に了解得たらすごく喜んでくれていた。
本人にしたら 日々を一生懸命生きてるだけなのに、コラムに書いてもらえるなんて!って思うのだろうけれど、そこに光を当てることで 年の終わりに 誇らしい気分になってくれたらいいなって思って。。
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「日常の中に、旅と花を見つけよう」
人生は日々が 旅になる。大げさな事をしなくても日常の中で 旅や冒険はできるし 驚きも感動も、すぐそばに転がっている。それを見つけられる名人になりたい。
その日、私は特に用がなく そういう時は執筆したり、掃除か 服の整理をしている。(タンスの肥やしは良くないとか、ワンシーズン着ない服は処分しろとか、断捨離を勧められるけどたくさん服があると 整理をするのも楽しいし 選ぶ自由があるのが 好きなので これでいいのだ。世間がなんて言おうと自分が良ければそれでいいのだ!とクローゼットの整理していたら、電話が鳴り 産休中のキャメルンスタッフから「今から四万温泉にでも行かない?」とお誘いだった。大学の時、いきなりあんみつ食べたくなり東京から京都にみんなで、ドライブした事からすれば 大したことはない。OK.行こう!
途中に寄った渋川半田のセブンイレブンは、すごい混んでいた。10人以上もレジで並んでいて、みんな怖い顔して 待っていたが ものすごい感じのいい角田さんという店員さんは全く焦ることなく、一人一人にニコニコして 優しい言葉で 対応していて なかなかこんな風に出来るものではないなあ、と思いながらみていた。「本当に出来た人間」というのは、こういう人の事を言うのだろうなって 心から尊敬した。口先だけのうまい言葉を言う人は多いけど たまたま寄ったコンビニのレジで、ここまで心をこめた極上の接待を受けられたことに、私はいたく感動し、おせいじではなく彼女を褒めた。そしてコラムにお名前を載せていいかお聞きしたら「そんなに褒めてくれるなんて、なんて今日はいい日でしょう!嬉しくなっちゃう!」と とても喜んでくれた。彼女のあったかな接客は私の心にまっすぐに響き、それを私が言葉にして伝える事で彼女自身も嬉しくなれたのだ。シャイな日本人は、初対面の人をいきなり褒める事なんて、なかなかしないけど 何かに感動したら照れずにストレートに 相手に伝えることで 相手も自分もあったかな気持ちになれる。その時も はじめは早く番が来ないかと、イライラして列に並んでいた人たちも、私と彼女のそのやりとりを聞いてニコニコしていた。
「平和」とか「幸せ」って、大げさにマイクで政治家が叫ぶ事ではなくこんな風に、日常のちょっとした中に 咲く一輪の花の様なものだと思う。
そして、よく晴れた空と、お山を見ながらこんな気持ちいいドライブが気軽にできる群馬ってなんてステキ!と言いながら 四万温泉へ。
日帰り温泉なら、高級ホテルもお手頃価格でお風呂を楽しめるよ。ちょっとしたノリさえあれば、小さなリフレッシュの旅は、すぐ手軽にできるのだ。
それから、温泉ではたいていお年寄りと一緒の家族連れの方達を見かける。そういう人たちが、写真撮ろうとしているのを見かけると「せっかくですから皆さんで、撮りましょうか?」と、声をかけるようにしている。
‘家族みんなの旅行’って、そんなに多くはしないかもだし、、、だとしたら もしかしたら この日がそのおじいちゃんや、おばあちゃんの、最後の 「みんなで揃った思い出の大切な旅行」になるかもしれないから。。こういうことは、考えると縁起でもないという人もいるけど、、それは、逆だと思います。
《メメントモリ》
「死を想う」ことでより、よく生を生きられる ‥‥
という言葉がある
。もうすぐ、今年も終わる。一年は早い。人生は短い。どうせなら、小さなことに喜んで、小さな事に感動して、その喜びを言葉にして人に伝えて、、日々を過ごしたい。
2018年は災害の多い辛い一年でした。大きな地震がなくても大雨で尊いたくさんの命が奪われたりもした。自然の前の人間の儚さを突きつけられた一年だった。いきなり幸せだった日常が奪われるショックはどれほどのものだろうか。どうか、来年は平和な年であります様に。その為に私たち一人一人が、温暖化や原発の事を考えながら地球に優しい行動をしたいですね。平成が終わり年号も変わる2019年。共に新しき気づきの年にしましょう。今年も一年コラムにお付き合い下さり心から感謝致します。来年もよろしくお願いします。良いお年を。。
空羽(くう)ファティマ & 海扉〔カイト〕アラジン