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空羽ファティマからメッセージ
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「言葉を超えた言葉」〈 想いの チカラ 〉空羽(くう)ファティマ の 毎日新聞コラム
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    「言葉を超えた言葉」 話題の本を期待して読むが心に響く本との出会いはそうはない。 それでも懲りずに本屋には行く。東野圭吾の「人魚の眠る家」を読んだ。本の裏には「娘の小学校受験が終わったら離婚するはずの夫婦に6歳の娘がプールで溺れて脳死という悲劇が。狂気とも言える母の愛」とあった。私には「狂気」には思えず 私も含めて多分ほとんどの母は同じ行動を取るのではないかと分厚い文庫を一晩で読み終えて思った。 これから読む人もいるだろうから 詳しくは書かないけれど「いのち」について いろんなことを考えさせられた一冊だった。 娘が小さい頃は子供が亡くなるストーリーのドラマや本は怖くなってしまいダメだった。でも、自分自身が震災で亡くなった女の子の絵本「あなたをママと呼びたくて、、天から舞い降りた命」を描き「これは愛梨ちゃんの死ではなく命の永遠さを描いた本だ」と想えてからは それは変わった。映画化もされているので興味あったが、このデリケートな世界を映像でダイレクトにどう表現するかはやはり怖かった。でも堤幸彦監督が自らも8歳のお子さんがいて人ごととは思えずにこの映画を作った、と聞き その痛みを持ちつつ作ってくれた映画ならば観られると思った。 子供を産めない人を差別するつもりは全くない。ただ私自身、子供を産む前と後では 子供の命に対しての恐怖はまったく違った。産んでない人の気持ちも分かるのは私は41才で出産するまでは自分だけの為に人生の全てのエネルギーを使おうと世界を旅しまくっていた人間だからだ。その時は「産んだことない人には 母の気持ちはわからないわ」とよく言われた。その言葉は女性には痛い言葉だけど、でも出産だけではなく全ての事は確かに「経験してみたいとわからない事」なのだ。そして、実際それは事実だった。ミジンコから魚、人へと生物の35億年の進化を、2回失神しながらも必死でお腹の中で育ててきた命を丸2日かけて、気の狂いそうな痛みと疲労の中で産んで ‥‥そしてその後も、無我夢中で育ててみたら、この存在がいなくなるなんて想像するのもすごくすごくすごく怖くなった。 だからこそ、私は命についての本を書き、命を守る活動をしているのだ。けれど、正直言えば 言葉の力を、、言霊を信じつつ、「命を語る言葉はない」とも思う私がいる。部活中に亡くなった工藤剣太くんの本「剣太の風」の朗読コンサートのアンケートに、たくさんの方が熱い感想を書いてくださったがその中に 「ただ、ただ」とだけ、強い筆跡で書いてくださった方がいて、、それを読んで泣けた。溢れる想いが きっといっぱいありながら、もう言葉では何にも言えなかったというその想いが 痛いほどにその短いメッセージから伝わってきたからだ。「真実の言葉は 言葉を超えた中にある」そう思う。 だから、人は文学を模索し続ける。胸に抱えるその熱き想いをいかに文章という形にするかを もがく。 「言葉の限界を知りつつ そのを超えた何かを表現する事」が私の喜びであり冒険なのです。

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