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空羽ファティマからメッセージ
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朝日新聞連載コラム<生まれてきてくれてありがとう>
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    2012年7月20日掲載

    『ことばの力を信じている』


     誰かのために役立つことは、人に人間としての誇りと自信を与える。誰かに喜んでもらえることは、子どもにとっても必要だ。
     親だからといって、いつも世話する側に立つのではなく、子どもを頼って何かしてもらい、お礼を言おう。「ありがとう!すごく助かった!」と。彼らの顔はママの役に立てた喜びで輝くだろう。自分だってできるんだと。お洗濯を一緒に干す。野菜を洗う。どんな小さなことでもいい。
     以前、お子さんを亡くしたママからお手紙をいただいた。この欄を読んで初めて外に出てみようと思えました、と書いて下さった。じんとした。自分の書いた言葉が大きな重荷を抱えた人の心に届いたと思うと、私の方こそお礼を言いたくなった。見知らぬ人にあてて、コラムという手紙を書けることに感謝した。
     想いを込めた言葉はまっすぐ人の心に届く。たとえうまい言葉でなくても、本当に心に感じたことを言葉や文字に託して伝える時、そこには言霊が宿る。そう私は信じている。日本語はとても繊細で美しい言語だ。雪がしんしん降る。雨がしとしと降る。ただ静かに降るのではない。しんしん、降るのだ。
     そんな言葉の力を、私たちは知っている。だからもっと言葉を使おう。忙しくても、もっと子どもと話をしよう。
     確かに言葉がうまく伝えられずに誤解され、時には傷つくこともあるだろう。でも人はやはり人によって、人の発した言葉によって、救われたり新しい一歩を踏み出せたりする。
     もし私が人より少しうまく言葉を使えるとしたら、それはたくさん人と接してきたからだ。日々書きつづってきたからだ。たくさん痛い思いもしたし、たくさん泣きもした。でもたくさん感動もした。生きていくってそういうことだ。泣いて笑って感動して。そうやって人は生きていくのだ。
     今日も学校から帰った娘に、1日の様子を話してもらう。何があったかどう感じたのか。少しずつ少しずつ、彼女の言葉の力はそうやって増えていく。人とかかわり合って生きる中で、せっかく持っているこの力をフルに使いこなしてほしいと願っているママです。
    (文・空羽(く・う)ファティマ切り絵・海扉(かい・と)アラジン)

    | 朝日新聞「うまれてきてくれてありがとう」 | 14:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - |









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