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空羽ファティマからメッセージ
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朝日新聞連載コラム<生まれてきてくれてありがとう>41
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     朝日新聞連載コラム<生まれてきてくれてありがとう>41
    5月11日掲載記事

    『想いの力が夢を叶える』

    「努力すれば夢はかなう」と子どもに教えてあげたいと思っているママは、自分の体験談を話してあげたらいいと思う。伝記に出てくる見知らぬ人より、ママが主人公の話の方が、子どもには説得力がある。
     私の机の前には、“想(おも)いの力”と筆で書いた文字が貼ってある。
     この想いの力の強さを私が知ったのは、東京で必死に働き、50万円ためては海外に出て、いわゆる自分探しの旅をしていた時だ。27歳の私は、ヨーロッパなどの主要国を旅した後、モロッコに向かった。
     そこでサハラ砂漠に住む民と半年間、生活した。
     その体験記を帰国後6日間で取りつかれたように書きあげた私は、“出版”というものをしてみようと思い立った。だが、何のコネもなく、いきなり出版社に掛け合う私を見て、誰もが「無理だ」と言った。
     だけど、私は試してみたかった。本気でがんばれば夢はかなうということを。毎日毎日出版社を回り、毎日毎日断られた。悔しかった。負けるものかと思った。誰に対してというより、自分に対して、できることを証明したかった。
     今の子どもたちは、運動会のかけっこでも順位は関係ない、と教えられるらしい。それはおかしい、と私は思う。1位には1位の誇りがある。もちろん、がんばったなら、3位でも4位でも、それはすてきだ。
     戦うべき相手は他人ではなく、自分自身だと教えてあげてほしい。自分が自分に対して、よくがんばれたと思えるなら、それは何よりも輝くメダルになる。
     娘にとって自分が立派なママかどうか、私にはわからない。でもママはこのメダルを一つひとつ持つことで、それが自信という宝になったと娘に伝えたい。
     誰に反対されても、ムリだよ、と言われても、自分で自分を信じてあげてほしい。自分の一番の応援団になってあげてほしい。ママももちろん、フレーフレーって応援するけど、誰に応援されるより、自分の力を信じることがパワーになるって知ってほしい。
     体験記の話に戻ると、ついに8カ月後、出版社が決まった。しかもその後、その本は高校の国語の教科書にまで使われた。だから娘にも言いたい。夢はあきらめなければいつかかなうよと。壁にぶつかるたびに私を勇気づけてくれるのは、あの時の私だ。
    (文・空羽(く・う)ファティマ)
    | 朝日新聞「うまれてきてくれてありがとう」 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - |









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